つなぐ3日目

つなぐ人フォーラム3日目の話
この日も快晴!
朝からさっそく2.5時間のプログラムです
前日までに募集されたプログラムに各人参加するというものでした

僕は日本で一番人口が少ない高知県の大川村
そこでできる新しい取り組みについて考えるワークに参加しました
まずは村の概要についてのお話
そこから質問タイム
村の方が3人来られていたのでお話をしながら進めます
それぞれの理解を深めたうえでのアイデア創作となるわけですが、、、
参加者の方の質問される事項が村の状況(インフラや設備、産業など)ばかりだったのがとても気になっていました
そこで、僕が投げた質問が
「お三方の、村の一番好きなところを教えてください」
これに対して、
「一番はやっぱり人」
という答えをいただき、シビレル
なんでもそうなんですが、
新しいものをつくることにおいて一番大事なのはソフト面だと思っています
いくらいいハードで固めても、中身が伴わなければ意味がない
だからこそ、「人」という答えはややハードによりがちだったその場に対してのアンチテーゼにもなったのではないかなと

そんなわけで張り切った結果
人口397人の村
その人たちの顔が見られる日めくりカレンダーというアイデアが出ました
顔めくりカレンダーとでも言いますか
ただ11月3日は牛
これはなぜかというと、毎年その日は謝肉祭と題して、
1500人限定の予約を行って幻の大川牛を食べるお祭りがあるとのこと
これ、毎年即完売だそう!
ほかにも多くの方のアイデアがブレンディングされたこれは、
大川村の役場に提出されるのだそうで
その経過どうなるかなと楽しみにしています

そんなこんなで、2.5時間プログラムも終え、最後の全体会
各プログラムのお話なんかも交えながら
最後までゆるゆると進行していきました
この後に、最後のお食事を終え、帰宅の途
バスで清里駅まで送っていただきました
スタッフの方や施設のみなさん、そして関わってくださったみなさんに感謝です

というわけで、清里を後にしたのでした!
3日間のプログラムについて最後に感想のまとめを
2日目の内容にも書いたけど、
“つながりたい”感がすごかったなぁと
もちろん少なからずそういう部分があってもいいと思う
思うんだけど、なんというか
商売っけ?かしら
これすごいでしょう!という感じがとても強かった印象を受けた
言うなれば展示即売会場のような雰囲気
提示されたそれを受け入れることは簡単なんだけど、
それだけを受け入れ、それだけに目を向けると、そこで止まってしまう
可能性を拡張させる場であるならば、
もう少し考える余地というか、
提示されたものがすごいのは分かるんだけど、
提示するものを越えてください!とか
より良い可能性を求めて一緒に考えませんか?とか
そういう提案をしている人は少なかったなぁと
まぁあくまで僕が参加できたプログラムについてはってことですが思いまして
“つなぐ”人っていうのは、その提案ができる人
もしくはフィールドを広げられる人なんだろうなあと沸々と思ったりして
それでこそ新たな可能性を見いだせる場
今回が初参加だったから、なかなか踏み込んだところまでは分からないんだけれど、
つなぐ人の疲弊というのもまたあるんだろうなと
社会的にそういった人に正しい対価がまだまだ払われていないのも現状としてあるし、
それがもともとつなぐ人であっただろう実行委員会のみなさんなのかもしれないし、
そういった意味では、
インタープリターや環境系の人が多いというジャンルの片寄りも納得できて
というのも、
これまで来たことがある人が今まで来たことがない人を呼んでいるのだとしたら、
今回呼ばれた人はこれまでの噂を聴いている可能性が高くって
「あそこに行けば、“つながれる”んだ」
と考えてる人が多いんだろうなという推測ができる
つまり“つながりたい”から来ている人が多いのだと
実際、同じジャンルの人ばかり集まって、名刺交換大会みたいになっている光景もよく見たのだけれど
つまり結論的には
持続可能に発展していくためには、
新陳代謝を促進させないといけないんだろうなと
可能性をそこで止めないためにはジャンルの越境がもっと起こればいいなというのと、
そのための仕掛け
および、つなぐ人に対する社会的な後押しができれば
よりよいプログラムになるんだろうななんて
でも、おそらくこれだけの人が集まる場はやっぱりないと思うので、
それをこのフォーラムから発信できれば、本当により良い社会になるだろうなと
それだけの可能性を感じさせていただきました!
そして、個人的には
つなぐ人フォーラムという存在を教えてくださった恩師・渡辺先生の縁深い場に来れたこと
そして、先生のことを知る人と会えたことが本当に嬉しかったのでした
フォーラムから帰ってきたあとに、
ちょうどこの記事が目に留まって、
かつ、つなぐ人フォーラムについての記事にいたく共感できる自分がいて、
そうかこういう世界をつくりたかったんだと、
いまさらやっとスタートラインに立てたようなそんな気持ちになったのでした
というわけで、長々書いてきましたが、
つなぐ人フォーラムの3日間についてでした
・・・でも、まだ終わりません
次は、自身のプログラム「コミュニケーションを深める演劇」についてレポートを書きます
つなぐ2日目

つなぐ人フォーラム2日目の話
こんな感じで、僕はコテージに宿泊しておりました
清泉寮から少し歩くんですが、こもりっきりにならないぶんそれがまた良かったりして
自然も満喫しておりました
花粉は辛かったけど(笑)
5人の泊まってまして、うち4人が関西人
なんの因果か分かりませんが、それはそれで楽しかったなぁ
コテージじゃない人は相部屋とかなんだけど、ぼくはこっちのほうが面白くって好き

でもって、この日は朝イチから自身のWS
「コミュニケーションを深める演劇」というタイトルでやらせて頂きました
内容についてはまた後日

この日の日程は、45分プログラムが30本
5会場×6時間というなかなかハードなもので、
前日と同じく好きな会場にいくというスタイルでした
僕は自身のもの以外には、
②日本刀にふれてみよう!
④チームや個人のビジョンを実現する「ストーリーデザイン」入門
⑤相手と繋がるクラウン的コミュニケーション
⑥ツナギストとツナギストがつながる45分
に参加
こんな感じで夕方まで開催されてました
①がないのは自分がやってたからで、
③がないのは休憩してたから

休憩はいつでもOK
例年、人酔いしたり疲れたりって人が毎回いるらしいのと、
自然や他の施設にも自由に遊びにいっていいからだそう
僕も実は前日の夜に気圧とかの関係か、
体温がめちゃめちゃ上がってほとんど寝れなかったので疲れたってのもあって
3時間目はおやすみ
自然を満喫しながらちょっと寝てました
というのと、もうひとつ
前日から少し感じていたことで、
“つなぐ”人フォーラムなんだけど、
この場が“つながりたい”人フォーラムになっているなぁと
その思考をグルグルと巡らせていたこと
詳しくは3日目のレポートにまとめようと思うので一端置きますが

そんななか、このワークがとても良かったんです
5時間目の「相手と繋がるクラウン的コミュニケーション」
クラウン、つまり道化のような格好で病院などの施設を訪問する活動
その実例をご本人の体験から展開させ、
まただれでもできるということを感じてもらうためのワークの構成が素晴らしかった
私はこんなことができるので使ってください
ではなく
みんなにもできるので一緒にやってみませんか
という姿勢にいたく感動
さらに一緒にワークをやった方とのコミュニケーションがよかったので、
このプログラムでとっても癒されたのでした
そして、改めて、自分もココロやヒトを考えることが好きなのだと時分ごととして実感できる
そんな素敵な時間でした

夕食の時間
少し持ち直したので、いろんな人の話をきく
参加者の層がやはり偏っているなあと感じたこともあり、
どういったつながりできているのかを考えながら話したり
そしてこの日の夜も、つなぐBar
特定の人とかなりの時間話す
というのも、同じような思考になっていた人がいて、
それについて想いを話しあったりしていました
また、会場にいない人とのつながりが浮かび上がってきたりして、
あぁこれこそつなぐって力をもった人なんだなと実感したり
なんにせよ、深く深くお話ができた貴重な時間でした
3日目どうしようかなと思っていたところ、本当に元気を頂いた
そんな時間でした

そんなわけで夜更け
星と月が煌煌と輝いておりました
コテージ戻ってまたたくさん話したのは言うまでもありません
3日目に続く!
つなぐ1日目

つなぐ人フォーラム初日の話
そろそろ振り返っていきます
2月20日から22日にかけて山梨県清里高原は清泉寮で行われた
『つなぐ人フォーラム』に参加してきました
今回が初めてだったんですが、
実行委員の方からの推薦枠・通称ツナギストとして参加
参加者は、実行委員・ツナギスト・一般・ボランティアなど含めて150人ほど
それだけの大人が、2泊3日で同時に過ごすという面白い体験をしてきました
散々どうなるかと思っていた天候ですが、
初日の気温はさほど寒くなく、
でもトンネルを抜けるとそこは雪国
当日に降ったのではと思うほどの積雪だったので大丈夫でしたけどね

そこからバスで移動し清泉寮へ
広い施設がフォーラムのメイン会場であり、宿泊施設もかねています
中はとても暖かかったので、上着要らず
昼過ぎに到着し、さっそく開会式と全体会が始まりました

全体会の様子
はじめに参加の理由などを共有
まわりにいた人と話します
どんな人たちがいるかと思っていましたが、やはり多様
インタープリター系の方がやはり多く、アート系は少ない
そんな印象
実行委員の三原さんから、
アート系が少ないからきて欲しいと呼ばれた理由をなんとなく理解
その後、10分プレゼンに移行

10分プレゼンは、全部で32プログラム
4つの会場で同時進行され、それが8セッションあります
つまり毎時間どのプログラムに参加するか選ぶんです
僕は、
①防煙教育と地域を繋ぐ
②ガイドの現場から〜外国人はKYOTOに何を求めてる?
③大人のための【秘密の】ハローワーク
④文章は恋と愛の間にある
⑤コミュニケーターって何者?〜“間”をつなぐひと〜
⑥クリエイターによるプレイスメイキング
⑦おはなしのもり 絵本づくり
⑧わんぱく製造所〜小学生リーダー育成の20年〜
に参加
10分間にそれぞれの活動や質疑などがあります
とくに面白かったのは6つめ
終わったあとにお話を聞きに突撃
結果、この日の夜に飲むことになるのですが〜(笑)

そうこうしているうちに夕方の全体会
このあと夕食と温泉に入り、1日の疲れを癒す
温泉は気持ちいいし、
なにより食事がとっても美味しい
ビュッフェスタイルで和から洋まで色んなものがあります
とくにお野菜!
いっぱい食べたあとは

夜のつなぐBar
言ったら飲み会です
初日は初めましての方と色々お話したあと、
初めましてじゃない人たちと面白トークに洒落込みました
そんなわけで、
つなぐ人フォーラム初日の話でした
2日目に続きます
メタという意味での三人称

抜き取ると面白い
今日はとある秘密会議に参加
いや、秘密でもないんだけど
WSのデザインかしら
その根幹となる部分を考える場
最近、アイデア出しについて自分はとても向いていると思うことが多々ある
それはWSをデザインするときでも、
はたまた俳優として演技プランを考える時にも活かされている
内容を考えるときには、没頭しているんだけど
ある瞬間にそれをメタ認知して考えるスイッチが入る
とくにWSで考えるときは、
参加者の感情の道程について思いを馳せることが多くって、
そのへんは俳優としての能力が活かされているんだろうなと思う
感情を感覚鋭く捉える能力が高まっているんだろうなって
ほら俳優的能力って、運動能力なんかは鍛えられるけど、
鍛えられない部分もあるんですよね
でも、そのへんの能力を鍛えるのにWSデザインやファシリテーションをするのはとても向いていて、
って
そういう内容で本の一冊でも書けそうですがどうでしょう?
さて、今週はやたら烏丸四条に縁があるらしい
つなぐ人フォーラムのことも書きたいなぁと思っている
とりあえず3日間を一日ずつに分けて3記事
あと自分のWSについて1記事
記事のタグ、芝居にしているけど、
最近演劇を使ったコミュニケーションWS以外にも関わるのが増えているので、
別のつくって分けたほうがいいかしら