乱世に思いを

改めて、劇団ZTON 京都→東京遠征公演02
『覇道ナクシテ、泰平ヲミル【護王司馬懿編】』の振り返りをば
あいかわらず公演期間に入ると、写真とかをほとんど撮らないので、
ネット上で拾った画像などを交えながらお届けします

東京での完結編にあたって、
裏で公演だったので観れなかった大阪公演の映像を見せてもらったんですね
それで今回、決定的に変わったなぁと思ったのが、
劉邦との関係性
ただそこに関しては過去のこと
今回の脚本には具体的に何かってかかれているわけではないんですね
しかして根幹にそれがある
司馬懿との
「あの頃のように協力してくれないか」
「劉邦のころのようにか」
が最重要ポイント
人と龍の関係性もまた、出逢いで変化する
それを文字情報ではなくて、行間で魅せる
もちろんアクトでも描かれていましたが、
それを想像に委ねる
そのための演技を考えました
劉邦との過去は脚本にないので色々と妄想しました
そのあたりは追記に書きます
まぁ妄想なので気になる方だけみてください

でもって、黄龍という役でしたね
これまでの覇道泰平を観られた方ならお分かりの通り、
これまでは全て女性がやられてきた役
どうしようかなぁとめっちゃ考えました
まぁ龍は中性・無性別なので、そこは気にせずに
これまでの黄龍へのリスペクト、
そして許褚との関係性から、これまですべての黄龍に終止符を打てるようにと
そんなことを考えた完覇道
やっぱり必要なのは、許褚との関係性なんですよね
東京覇道や今回の脚本だけ抜き出して考える、
曹操と出会う部分が全くない
だから見せられる部分は物語の展開での感情の移り変わり
基本的にはキライから始まって、
死ねまで思い、
劉邦と司馬懿のことからちょっとプラスになり、
最後は諦めるというか、情にほだされる
基本ラインがキライなのが、これまでと違うところなのかなぁと思いつつ
なんで関西弁やねんとかも思いつつ(笑)

ここと併せて、
龍としての感情も、主に司馬懿に向けていろいろ乗せました
そこに五行説、金の要素も合わせてみたり
志は憂いがメイン
親指を立てる癖
警戒する嗅覚が優れている
など
物語を魅せられる要素になっていれば嬉しい限りです

そういえば、許褚の日替わりネタですが、
稽古中はずっとライザップだったんですが、
公演入ってから急遽でしたね
ちょっとうろ覚えだったりしますが、
ライザップ
聖闘士星矢
北斗の拳
タッチ
アナ雪
・・・あとなんだっけ(笑)
物語としてもっとも変わったところはラストシーンですね
龍と人が手を取りあう形になったわけですが、
実はこのエンディングが生まれるのに、関わっていたりしまして
まず、許褚とのラストシーン
「もし私が人になったら君はどうする」
というセリフですが、
脚本上にはありません
物語の展開として、今回は夏侯淵が生きていることで、
大阪ではあった許褚vs張飛がカット
そのため、そのシーンであった許褚の黄龍ふたりシーンがありません
つまり明確なエンディングがないわけで
じゃあ、それを入れるのはどこだろうと考えていたわけです
東京入ってから、
演出の河瀬くん、そして図書菅くんの3人で夜ご飯いくタイミングがあったんですね
で、こう思ってるみたいなことを話してて
許褚はおそらく曖昧な表現
「君はこれからどうする」
なんて聞いてもバカだから返事ができない
だったら、もっと具体的に
「もし私が人になったら君はどうする」
と、その場で聞いたんですね
そしたらノータイムで
「なんも変わらへんよ」
という応えが返ってきて、その場で3人で大いに盛り上がった結果があの最後のシーン
それを披露したのは、稽古も終盤でした
実際に稽古場で観たのを踏まえて、
ほかの保持者と龍も最後に手をつなぐというシーンが生まれて
まぁ僕はそのときの稽古に興奮したのを覚えています
そんな生まれた経緯

というわけで、
『覇道泰平』の振り返りはここまで
久しぶりの東京遠征
新しい方にも多く逢え、刺激ある公演でした
2014年の覇道泰平、初演から3年
完結に関われて本当によかったです
改めまして、
ご来場くださったみなさま、
関わってくださった全ての方に
無上の感謝を!
ありがとうございましたっ!!
・・・あ!
そういえば、ツイッターで展開してました「許褚と黄龍のショートコント」
かなりシュールな、楽屋テンション動画、
そのNG集もこちらに上げておきます
こちらのほうが面白いかもとの噂も(笑)

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