【レポート】WORKSHOW × SUMMER

2016.7.30(土)
『WORKSHOW × SUMMER』を開催しました。
こちらはそのレポート記事になります。
この『WORKSHOW』は、
【浜崎聡の主催する、コミュニケーションに関するワークショップの総称。思考と表現を楽しみながら、互いの関係性が知らず知らずに近くなる。気楽に相手とつながる。そんなワークショップです。】
と銘打って実施しています。
そして、その場に集まった人同士にWORKSHOWを通じて仲良くなってもらい、今後の活動や交流につなげる、というのが目標です。
今回も多様な方に参加いただき、新しいつながりやアイデアが生まれました。
さて、今回のワークメニューは、
「イスとらせない」からスタートしました。

何度か行った後、作戦会議タイムを設け、参加者が出した作戦「複数人が走り続ける」。
しかし、この作戦はうまくいきませんでした。
なぜダメだったのか。その理由をグループで考えてもらいました。
その上で挙がった意見(以下、赤字で表記)をもとにワークメニューを組み立てます。
まずは「5秒自己紹介」
相手の名前を知らないから、意見を言いづらい雰囲気、話す人が決まっている(一定)
こういった課題を解決するワークとして、こちらを取り上げました。
名前を覚えることはもちろん、
5秒しかないというある意味のゲーム性で、相手も自分も集中して話をする・聴くという様子でした。
また終了後には、「5秒しかないから、話すことに困らない・ハードルが低い」という意見も出ました。
その後、「リングづくり」を実施。
単純な遊びながら、お互いを知らないという課題を解決しつつ、
ワークショップの場に不慣れという方の足並みも揃えていきます。
少し話しやすい雰囲気が出てきたところで、
改めて参加した理由を聞いてみることに。
そこで出た意見をもとに、後半のワークを組み立てます。
後半に入る前に、

「サウンドスケープ」
参加者の中に、海外でフィールドワークをするので参考にできるものが欲しい、という方がいたので紹介。
こういった突発的なものに対応できるのもまた、ワークショップならではだと思います。
そして休憩を挟んで、後半。

「おしゃべり仲間」
役割分担が不明確という課題に対して、
無理やりに役割を与えてシアター形式でのワーク。
演劇や表現を不得手としない方が多かったので実施。
演じるほうは、お題やグループ内で役割がありますが、実は観ているほうにも役割がある。
与えられた役を演じることで、グループ内に良い効果を与えることが実感できたようです。
併せて、ペルソナの話を少々。
これはワーク全体の流れとは外れる部分なので、文章ではカットします。

さらに相手との違いを楽しんでもらうために「数字で感覚」と「リングづくり」の合わせ技。
今回は、つくっているものの大きさで考えてもらいました。
想定しているのは自分ではないが、感覚は自分のもの。
ここまでくると、自分の感覚と他者の感覚の境界が薄まってきますが、
リング形式にすることで周りを俯瞰して、自分の感覚と相手の感覚の境界を把握してもらいやすくしています。

最後のワークに「アイデアラッシュ」を持ってきました。
前半までのワークで、言語化して話すことを得手としない、そんな参加者が多いと感じました。
それに対して、自分の感覚を明確に示して相手と接するワークをここまでに多く実施。
その結果として、こちらに取り組んでもらいました。

それぞれに面白いアイデアの種が生まれました。
初めて出会ってものの2時間ほどで、
相手を知り、自分を伝え、アイデアを生み出すというところまで到達できました。
ファシリテーションをしているこちらから見ても、
ここまで到達できることに驚かされ、刺激を受けた場になりました。
最後にもう一度、「イスとらせない」をやりたかったんですが、時間の都合上ここまで。
おそらく最初より長時間座らせないことができたり、
スムーズな作戦タイムの話し合いになったのではと思われます。
コミュニケーションを円滑にするための手段はたくさんあります。
その場にあわせた方法をとることで、相手との関係性は大きく変わる。
そんなことを改めて感じることができました。
次回の『WORKSHOW』は秋(11月中旬頃?)を予定。
また多くの方にお逢いできますように。
■ワークショップ暦はこちら
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