星に手が届くか

男たちの挽歌
しばらく時間がありましたが、
劇団文机と熊『連星分道』、終演となりました。
ご来場くださった皆さま、
そして関わってくださった全ての方に無上の感謝を。
ありがとうございました!!

何もない舞台は良い
さて、しばらく時間が空いたのは
公演おわりにこちらの件でバタバタしていたからですね。
本公演に限らず、またしても公演中止が相次ぐ時勢になってきました。
どちらも健やかに、そして無事に上演されることを願うばかりです。

舞台上からの景色
それはそうと、公演のお話!
なかなかに骨太な作品。
休憩込みとはいえ2時間半の上演時間。
ぎゅっと凝縮した大河ドラマのようだったのではないかと思います。
楽しんでいただけていれば何より幸せ。

メイン4人
僕は今回、主演の片割れ(本当に片割れという表現に妙があると思っているのだけど)、
曹操孟徳を演じさせていただきました。
いや〜
ずっと出てましたね(笑)
特に休憩明けの後半なんかは本当にそうで、
50分のうち1回2回しか幕裏に引っ込んでませんし。
セリフ量としては、多分昨年に出演した
RTC project『イニクイティワールド』の方が多いんですけど、
会話劇とは思えない消費の仕方をしてました。
殺陣の量もそこまであるわけでもないのに。
4公演のみとはいえ、
公演終わり翌日、全く動く気になれなかったの久しぶりでした。
横隔膜って筋肉痛になるんだなぁと、そんな感想も持ったりして。

なんか好きな写真
描かれるのが曹操孟徳の半生になるので、
特に年齢の経年変化を意識していたところです。
冒頭、老年から始まり、
青年へ。
2幕頭で作中での一番若いところに戻り、
1幕の時期の後に進んでいく。
最後はまた老年期へ。
大変だけど楽しいですね。

こーきん
ツイッターでも書きましたが、
最近は主軸を任される
かつ
今回のように年齢経過の表現を求められることが多いです。
表現という虚構の先に見えてくる本当かもしれないもの、
それを感じ取っていただけるならば嬉しいばかり。
そして今後も励んでいかねばですね!

白は200色ある
公演終わりからそこそこに時間が経ってしまったので、
基本的に楽しかったしか覚えておらず、
振り返りももうこれくらいにしておこうかと思うのですが、
一つだけ!
囲碁のシーン
稽古中に碁石がまだ両方とも白色だった時期がありまして、
二人して白で打っていた時があるんですね。
それを見て周りが、
「両方とも白なのにどっちがどこに打ったの覚えてる袁紹と曹操すげぇ」
って話していた中で飛んできた
「白は200色ありますから」
って言葉に、僕はずっとツボってました(笑)
あ、元ネタは全く知りませんでしたけどね。
はい、ほんとどうでもいい話ですね。
まぁそれくらい男ばかりの座組が楽しかったってことなんですけど、
僕にとっては
この男だけの座組って少し特別なんですね。
十数年前の『TRUMP』以来だったので。

そんなわけで、
星に手が届いていればいいですねぇ。
さて、僕は次の出演に向けて絶賛稽古進行中!
9月は、こみねっと演劇公演『ほうげじゃく』
12月には、RTC project『鬼朧伝』
でお逢いしましょう★
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